明治時代の民法では、家族制度がとられていました。江戸時代以前の武士階級にみられるような家父長制度ということができます。
この制度は、家つまり苗字を同じくする一族を重んじました。そのため家系とは「〇〇家の家名(苗字)を代々受け継いだ系統」とも言えます。
この系統を図で表したものが家系図です。基本は、家を単位として、人物を線で結んでいく方法で作図します。婚姻しても男性が苗字を受け継いでいく慣習があり、必然的に男性を中心に家系図にしていくことになります。
だからといって、家系図の作図方法に決まりはありません。代々の母親を辿っていくのも自由ですし、要はご先祖様から現在までの登場人物が、線で繋がればそれが「家系図」というわけです。
何故、家系図を作成するのでしょう。
利用の目的は……?
それらは、ご依頼者様によって様々です。
あくまでも参考ですが、私共にご依頼をいただきました理由には、次のようなものがあげられます。
■ご先祖を供養をするために作りたい。
■法事に際して、親戚関係を把握しておきたい。
■自分のルーツを知りたい。
■ご先祖の事を何も知らないため。
■自分の代でご先祖を明らかにして、記録としてまとめたい。
■記録としてまとめ、子供らへと継承させたい。
■疎遠になっている親戚が分れば連絡を取りたい。
■ご先祖に有名な人物がいるかを確認したい。
■両親・祖父母へ、プレゼントとして贈りたい。
等々
家系図を作成するための調査の基本は、戸籍や除籍謄本等を取り寄せ読み取る方法です。ご先祖探しは、この戸籍等の取得から始まります。
しかし、自身の戸籍等は別として、誰もが取得出来るわけではありません。
個人情報保護の観点から、戸籍等を請求できるのは、その戸籍に記載されている者及びその配偶者、直系尊属又は直系卑属だけです。以外の場合「委任状」が必要となります。従って、兄弟姉妹、甥、姪、伯父母、叔父母、従兄弟等傍系の戸籍等については、委任状が無い限り請求できません。
尚、基本の調査では戸籍等をたどることとなるため、幕末までさかのぼるのが限界です。
有料オプションとはなりますが、過去帳や古文書、郷土資料、墓石、菩提寺、本籍地での聞き込み等による方法もあります。但し、これらの方法は必ずしも有効な情報を得られるものではありません。
必要に応じて、ご要望にお応えします。
日本全国に対応しております。お住まい、本籍地が遠方であってもご安心下さい。
海外在住の日本国籍の方でも対応可能です。